ゆるキャラグランプリ2015の投票結果を見て思うこと

ゆるキャラグランプリ 公式ウェブサイトゆるキャラグランプリ2015 結果発表

公式発表はこちらをご覧ください。

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ゆるキャラグランプリ2015閉幕

もう一週間も前に発表されている内容ですし、上記のページを見ればランキングは確認できるため、それについては割愛させていただきます。

トップ10の中で、私が以前から知っていたキャラクター

総合ランキング

一位:出世大名家康くん

二位:みきゃん

三位:ふっかちゃん

四位:しんじょう君

十位:しまねっこ

企業ランキング

五位:りそにゃ

14/20はこのランキングで知る

私はゆるキャラおっかけではないのでこんなもんです。

メディアへの露出等を考えると、20体のうち5体程度知っているのが一般的なんじゃないかな?と思われます。
20体全部知ってる!というのは、このランキングに精通していないとなかなか難しいでしょう。

特に企業系の難易度が高いような…

一位の得票数がご当地部門のおよそ1/10程度ということを考えると、全国的な知名度という面ではまだまだ及第点なのかもしれません。

いったいどのようなイベントに参加しているのでしょうか。

グランプリ!!…グランプリ?

ゆるキャラグランプリ 投票方法

公式HP:グランプリ投票方法

簡単にまとめると

1メールアドレスに対して1つのIDが登録でき、1つのIDにつき一日一票投票できる

となっています。

さらに、当日会場で行われる”決選投票”というものもあり、これは

入場チケット一枚につき一回投票でき、1.5票分としてカウントされる

らしいです。

消せない消えない懐疑心

この投票方法を考えると、このゆるキャラグランプリ自体の問題点も見えてきます。

  1. ID登録制なので、投票自体のハードルが高い
  2. 毎日投票できるため、熱心なファンが多いゆるキャラが有利
  3. 1メールアドレスにつき1票なので、一人で複数投票することも可能
  4. 当日票がやや重く設定されているため、地元が有利

1.ID登録制なので、投票自体のハードルが高い

不正対策なのでしかたがないのですが、投票するためには一度ID登録をしなければなりません。

登録自体は難しいわけではありませんが、「ちょっと投票」という気軽さがないため、億劫で投票に参加しないという人も多いと思われます。

2.毎日投票できるため、熱心なファンが多いゆるキャラが有利

インターネットによる投票日数は、合計で92日あります。
1.と合わせて、ID登録を厭わず、毎日投票を欠かさないファンが多く付いているゆるキャラはとても強いでしょう。

逆に、いくら知名度が高くても、この投票作業と投票形式によって順位の振るわないゆるキャラも多くいます。

3.1メールアドレスにつき1票なので、一人で複数投票することも可能

なんでもかんでもインターネットを用いる昨今、複数のメールアドレスを持っている人も多いのではないでしょうか。

私の場合で言うと、スマホ契約会社のアドレスが1つに加えてフリーアドレスを5つ程度は持っています。
それをフルに使えば、贔屓のゆるキャラに毎日複数票を投じることもできてしまいます。

4.当日票がやや重く設定されているため、地元が有利

当日票は、一人につき1.5票です。

これ自体は直接会場に出向いた分の特典として納得できる範囲ですが、そもそも「会場に足を運ぶ」という人は必然的に地元民が多く、そうなると地元で人気のあるキャラクターに票が偏る懸念があります。

グランプリを獲得した家康くんの話

「家康くん」に組織票!?バックに電通が付いているのは本当か? こちらが2013年の記事

j-castニュース 2015年11月24日 そしてこれが、今年の選挙活動について詳しく書かれた記事です。

首位独走、疑惑、そして逆転敗北の2013年

家康くんについては、2013年時点から様々な疑惑がありました。
全国版のニュースにもなっていたので、記憶にある方もいるのではないでしょうか。

おなじくグランプリ-にエントリーしているゆるキャラ「きたパン」(東京都・北区)がツイッターで

「家康くんのバックには大手広告代理店がついている」

とつぶやいたことにより、それがきっかけで“不正選挙”と言われるようになってしまったのだ。

実際に浜松市を訪れてみると、コンビニやデパート、商店街などいたるところに家康くんのノボリが立ち、ポスターはそこら中に貼られ、「1日1票」が呼びかけられていた。

実は浜松市の市長である鈴木康友氏を筆頭に、市の幹部職員36人からなる「ゆるキャラ選挙対策本部」を設置しており、ガチでグランプリにさせる気マンマンなのだ。

今年の8月の結成式の際には、くまモンを例に出して「1位にならないと結果が得られない。とにかく1位」と市長自らが檄を飛ばしたという。

市の職員には「公務扱い」で投票が義務付けられているほどの気合の入りっぷりだ。

これらはすべて2013年時の話ではあるが、中には「ちょっとやり過ぎでは?」と感じる活動も含まれています。

ここまでやってもなお、最後には逆転負けしてしまった2013年。
その際にアピールしていた公約(?)により、断髪式をやって、喋れなくなって、出家大名になって…と転んでもただでは起きない見た目通りのだるまっぷりにより2014年のグランプリには出場せず。

その代わり、開催地誘致というこれ以上ないほどのお膳立ても合わせて、今年のゆるキャラグランプリに臨んでいました。

念願叶った2015年…その活動は?

今回の「選挙活動」の主体は地元のNPO法人が行い、市は形式的にはサポート役に回ることにした。それでもで、市の観光・シティプロモーション課によると、15年8月17日の投票スタートから市役所内では、

「グランプリ獲得のため、本日も投票お願いしますのじゃ」

という「家康くん」のアナウンスを毎日昼休みに流した。

市は各課の所属長をリーダーとし、部下が持っている個人アカウント数を把握し、土日を含め毎日投票するよう呼び掛けた。そして家族、友人にも投票に協力してもらうよう働きかけた。また鈴木市長が選対本部長に就任し街頭演説をしたり、イベントに出席したりした際は、「家康くん」への投票をお願いした。

市は各課の所属長をリーダーとし、部下が持っている個人アカウント数を把握し、土日を含め毎日投票するよう呼び掛けた。そして家族、友人にも投票に協力してもらうよう働きかけた。また鈴木市長が選対本部長に就任し街頭演説をしたり、イベントに出席したりした際は、「家康くん」への投票をお願いした。

広報活動の主体を地元NPO法人にしたと言っているものの、現実には前回以上にかなりギリギリな活動も行われていたようです。

地元開催が逆転勝利の原動力に

浜松つーしんというサイトには、具体的な得票数が記録されています。

それによると、インターネット投票では一位のみきゃんが 691万1592票、二位の家康くんが690万4159票と、みきゃんが数千票リードしていました。

しかし、当日投票の分がみきゃんが4130票、家康くんが4万9302と十倍以上の開きがあり、これによって最終結果では家康くんの勝利となりました。

ゆるキャラグランプリについて思うこと

グランプリ(一位)の価値とは

くまモンの経済効果は1000億円以上

ゆるキャラやゆるキャラグランプリの話になると、成功例として必ず出てくるこの話。

地元をPRできて、全国から観光客がわんさか押し寄せて、キャラクターグッズもバンバン売れて、たしかにこれに縋りたくなる職員の気持ちもわかりますが、そもそもこの話はどの程度信ぴょう性があるのでしょうか。

歴代ゆるキャラグランプリ一位のキャラクター一覧

2010年(第一回):タボくん

2011年(第二回):くまモン  経済効果1000億円超?

2012年(第三回):バリィさん

2013年(第四回):さのまる

2014年(第五回):ぐんまちゃん

2015年(第六回):出世大名家康くん

これを見ると、たしかになんとなく有名なキャラが多いものの、くまモンとその他の間に少なからずの差を感じる人も多いのではないでしょうか。

 くまモンに人気があるワケ

この本についてはまたいずれ詳しく書きますが、ここで言いたいことは

くまモンはゆるキャラグランプリで優勝したから有名になったわけではないそこに至るまでに人気を積み重ねてきたからこそ優勝することができた

ということです。

効果がないとは言わないけれど

「ゆるキャラグランプリのおかげで好みのゆるキャラを見つけることができた!」という人もいるとは思います。

しかし、ゆるキャラグランプリの順位に関しては、極端に言えば毎日複数票を投じてくれるようなコアなファンがどれだけ付いているか?というランキングであり、わかりやすく言うとAKB総選挙に近いようなものになっているのではないでしょうか。

ゆるキャラってなんだっけ?

”ゆるキャラ”という言葉の定義について、ここでは細かくは言いません。
ただ、数年前からゆるキャラという言葉自体にかなりビジネス臭がするようになっているような気がしてなりません。

「もっと着ぐるみをビジネスにするべきだ」と私は思っているのですが、それとは全く違う方向に走っているような、キャラクターや地元がないがしろになりかけているような、そんな違和感があります。

グランプリは通過点

「第六回ゆるキャラグランプリ優勝!」という肩書が消えることはありませんが、この肩書自体に特別な効果があるわけではないと思います。

その肩書に驕ることなく、ゆるキャラとしての責務を粛々と果たしていく。
それによって、ゆるキャラたちは日々成長していくことができるのではないでしょうか。

出世大名家康くんというキャラクターがどのように成長していくかは、今後の活動次第です。
「第六回のグランプリって誰だっけ?」とならないよう、より一層の活躍を期待したいところです。

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